books」カテゴリーアーカイブ

人生は運よりも実力よりも「勘違いさせる力」で決まっている

人生は運よりも実力よりも「勘違いさせる力」で決まっている

人生は運よりも実力よりも「勘違いさせる力」で決まっているを読みました。ツイッターでココ・コインちゃんの本の要約まとめを見て気になったので買ってみました。

勘違いさせる力。これはSNSのフォロワー数とか発言とかでこの人すごいなぁ~って思わせる力であって、その力は実際の能力以上の価値があるように見られることで錯覚資産になるというお話。

よくあるのがとても見栄えの良い、仕事ができそうな企業のウェブサイトだけど、デザイナーが優秀だっただけで、実際のサービス内容や事業内容やセンスは大したことないというようなことや。数万人とフォロワーが多く、すごいことを言っているように見えるツイッターのアカウントやインスタのアカウントが実際は偽物のフォロワーが大半だったり、MLMの仲間内で盛り上げるように仕立てていたり、だれかのツイパクや海外サイトの単純な英訳だったり。

というようなよくあるパターンを錯覚資産として多くの人が誤った価値を持ってしまい、そのSNSアカウントの実際の本人やアカウント自体の価値を見誤ってしまうこと。

しかし、それが実際の実力がある人でも知られていない人よりは価値が高く、パフォーマンスによって、自分の価値を、実際の自分の価値以上に上げることも戦略であるということ。

人は物事を深く考えない、調べない人が大半だし、穿った見方をせずにありのままを鵜呑みにする人の方が多いから、アピアランス。見た目、パフォーマンスで勝つことは運や実力を上回ってしまう効果を得られることという内容でした。

どんなに素敵なサービスを提供していても、それが多くの人に知られなかった場合、その価値は低い。

例えば、ものすごく美味しいケーキ屋さんでも知られていなかったら、買いに来てくれるお客さんが少く売上も上がらない。

逆にあまり美味しくはなくても、インスタ映えすればお客さんはたくさん来てくれるし、名前が知れ渡り、TVの取材も来るかもしれない。

ものすごく美味しいケーキ屋さんはフランスで5年も修行して実力もあり、素材もオーガニックにこだわり、グラスフェッドバターを使っているとかだったとして、とにかく美味しいとしても、そのケーキのこだわりが知られていなければ意味がないし、売れる数も限られる。

一方、インスタ映えを狙ったケーキを作った人はどこぞで修行経験もなく、カラフルさや見た目にこだわった仕様なだけで、素材も特にこだわっていない。

だとしても、人が集まるのは、素材などの背景云々よりも、その見た目やアピールの上手な方。長期ではわからないけど。短期では圧倒的に集まりやすいのは後者です。

という話。

なんだけど、パフォーマンス上手になっておいたほうが得だよっていうことと、パフォーマンス重視だけしててももちろんダメなんだけど、人は騙されやすいし、なんとなくの情報のイメージで行動に移しやすいというのがあるよ。ということ。

だから、ある意味そのパフォーマンス。錯覚資産っていうのを上手に利用して、ビジネスや生活に活かしたほうがいいよ?

それから、錯覚資産にだまされないで、ちゃんと深掘りした情報を確認することで騙されなくなるよというのが私の本書の解釈。

錯覚資産のパフォーマンスをするにしても何かと手間もかかるんだけど、でも人の心理って単純なことに騙されやすいし、イメージでなんとなく動いちゃう人が多いから、それを上手く利用したほうがいいよ。っていう感じの内容でした。

まさにSNSがその典型だとおもうけど、錯覚資産を上手く利用している人は確かにフォロワーがたくさんいて、有料サロンとか会員制なんちゃらに誘導するのもうまいですよね。

あと私事ですが、昔、女性の営業をやっている方を他社のコンサルティングをしている方に紹介されて。「Aさんはすごく仕事できるよ!何か困ったことがあったら頼むといい。」といわれ大絶賛していたので、仕事を依頼することに。しかし、いざ仕事をお願いしてみたら、営業としてそれで大丈夫なの?というモラルや、話をつける手順等にかなり違和感があり、不信感が湧いてきました。

そしてAさんを紹介してきた方はただ単に人を褒め上手なのか?それとも過大評価する人なのか?という疑問が湧いてきて、結果、もうその方たちとは仕事をしなくなりました。

これもAさんという存在を他人が褒め称えたことで私がAさんはできる人というフィルターを勝手にかぶせてしまったことにより、錯覚資産が生まれ、結果そこまでではなかったといういい例でした。後で考えてみればそのコンサルの方もパフォーマンスが上手く、自分を大きく見せたがる人でした。肩書も名刺もそんな感じが溢れていました。だから接待とかでたくさんの人がいる仲で新しい人に、他人を褒め称えて紹介してましたね。

株でも全くの無名もしくはあまり知られていない会社に大手の出資があったりすると、急激に株価があがったりするのも錯覚資産に影響されて購入する人がでてくるからですよね。

あれですよ、ゆるふわ系セミロングの清楚にみえる子が、実際はモテることに対して戦略的な貪欲タイプで実際の性格はぜんぜん違う肉食系アナウンサータイプの女の子みたいな。モテるを意識してターゲットに好まれる見た目をつくることができる人。

漫画で例えるならドラゴンボールのミスター・サタン。

もちろん錯覚資産を上手く使えればいいんですけど、私には向いていないなぁ。というのが本音の感想。しかし本書によると錯覚資産を上手く使えないと圧倒的に人生、損なんですよね。錯覚資産を活用しないとそのまま貧乏でチャンスのない人生だよと言われているような。貧乏ではないけど、内向的で引きこもりの私が自分を変えていくには、やっぱり人に会っていったりしないとだめだなぁ。(それがとにかく嫌なんですが。人間関係の形成が苦手。しかし、それじゃダメなんだなぁ。という感想。それでもネットだけで上手く言っている人はやっぱりパフォーマンス上手。あ、だから私ダメなのか。←どうしようもないなぁ。)

ただ、だまされないように意識するには改めて関心できる点がたくさんある本。

この本は社会人、就活前の学生さん、謎の儲け話に騙されやすい人におすすめしたい一冊でした。

石田ゆり子さん表紙の「大人のMake Book」

ishidayuriko-book

石田ゆり子さん表紙の「大人のMake Book」買ってみました。

石田ゆり子さんがあまりにもきれいなのでついついジャケット買い。

メイク系の本って、私は中野明海さんの本が結構好きで、中野明海さんのは毎回買っていたのですが、今回の石田ゆり子さん表紙の「大人のMake Book」は岡野瑞恵さんの。

やっぱりメイク本って見ていて、あ~こんなツヤ肌になりたいなぁ。って思えるモデルさんが大事ですよね。

岡野瑞恵さんは石田ゆり子さんと同い年だそうで、このメイク本はよくある表紙だけ有名なモデルさんではなく、中身も全部石田ゆり子さんっていうのがすごくいいですね。

彼女の表情のかわいらしさに癒されるだけでなく、写真集のような素敵さがあってよかった。

アマゾンでは石田ゆり子ファンの男性が写真集がわりに買ったとレビューしていましたよ。

ishidayuriko

岡野瑞恵さんのこのメイク本はアイメイクとかのテクニックとかが中心ではなく、大人肌の見せ方、ベースメイクで作っていく肌の質感とかがメインな感じです。

こってりテクニックのメイクではなくて、さらりとナチュラルだけど派手じゃない日常のメイク。忙しくてメイクをさぼりがちなアラフォー、アラフィフの日常にちょびっと色をつけるメイク。こうしなきゃいけない、こう見せるべき的な強制感がない雰囲気がいいですね。

メイク本もいろいろあるけど、こうあるべき!って感じの内容だとなんだか疲れちゃうけど、ちょびっとこれ入れてみたら?っていうやわらかい提案型の本です。

大人のメイクは足し算ではなく引き算っていうのがポイントですね。そして質感。

まぁ、肌質がある程度良くなければ、そもそもそれが難しかったりもするのですが、ファンデーションも下地も日々進化しているのでそれも違うのかなと。

アラフォー向けのメイク本とかって、美魔女雑誌、美STみたいにシワも光で飛ばしたり、ごまかしているのが多いけど、石田ゆり子さん表紙の「大人のMake Book」は石田ゆり子さんの目元のシワも頬のシワもうっすらだけどちゃんとあって、人間味があり、年を重ねている女性のかわいらしさとリアル感が良かったです。

中野明海さんのメイク本も岡野瑞恵さんのメイク本も共通して言えるのは見ていて楽しい、かわいい!メイクしたい!って心をくすぐられるところがありますね。

やっぱり美人は愛でるものだわ。友達でもちゃんとお化粧しているときとすっぴんではやっぱり見ている側も華やかな方がうれしかったりしますからね。

普段、すっぴんでいることが多いけど、家にいて人に合わないときでもベースメイクとチーク、リップくらいはしておこうって思いました。

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

大人のMake Book [ 岡野瑞恵 ]
価格:1620円(税込、送料無料) (2017/4/13時点)

ダメなあいつを、なんとかしたい!

ダメなあいつをなんとかしたい!心屋仁之助

ダメなあいつを、なんとかしたい!っていう本を読みました。

他のブロガーさんがこの本の著者を紹介していて気になったので。
東京タラレバ娘のおまけページに出てくる独身アラフォー漫画家の生活にそっくりなわたくし。

なかなか彼と長続きしないというか、将来が見えないままお別れしちゃうことが多いので、恋愛至上主義じゃないけど、人間関係としてもこれからどうにかすべきかなとおもいまして・・・

この本に書かれてあったことは、キャリアがしっかりしていて稼げている女性の彼氏が働くなくなってしまったことストーリーがメインなんだけど。

面白かったのは、昔ダメンズウォーカーっていう言葉がはやったけど、ダメンズウォーカーじゃないと、もともとは魅力があって付き合ったのに、2年目とかで変わってしまうのは、女性がダメンズに変えてしまったっていう。

ダメンズウォーカーじゃなくてダメンズメーカーになっちゃってませんか?

っていう。最初は魅力があって、お互い思いやりもあってケンカもしなかったのに、長く付き合っているうちに、彼が仕事をしなくなったり、借金したり、彼と話をすればケンカみたいになってしまうのは、女性側にも原因があるよ。

なんていう感じでした。

彼にお願い事をする、頼って、甘えるっていうのが結構大事だということがわかりました。

あとは、自分がまじめすぎて、何でも自分で問題解決してしまう、できてしまう女性はやっぱりたまには何でも自分でやらないで彼にやってもらうことも必要だとか。

人にやさしくしない。人に迷惑をかけてみる。あとお母さんを捨てるっていう宿題がちょっと衝撃的だったけど。(この辺の解釈は気になったら本を読んでみてくださいね。)

男の人を上手にコントロールできる女性っていうのは、できることもできないふりをする。甘える、わがままをいう。っていうマツコ・デラックスも嫌いな女子アナみたいなタイプで。あざとい感じがするから嫌なんだけど。(男性は頼られることに喜びを感じるらしい。)

あれが自然にできるっていうか意図してやってるとしたら女としてのサバイバル能力はものすごく長けてるわけで。

逆にキャリアバリバリで稼いでて、男勝りに仕事する!私もがんばってる!って自分で自分を認めるのに必死だったりすると、もう中身はサラリーマンの男性になってて、女に戻る機会を失ってるのかも。

女の本能である、か弱いふりとか、甘えるとか、お願いするっていうのは本来あたりまえに備わってるものなのに、自分が仕事ができたり、責任を負う立場になったがために。そもそもの女が一般的に持っている【かわいげ】というものすら失ってるのかも。

私も、自分自分で働いて、投資して、先々のことまで考えているもんだから、スマホに入れてるアプリとか見られると頭の中がおっさんとかいわれます。(不動産投資とか株トレードのアプリとかばっかり)手術でもひとりで入院して退院するし。なんでも自分でやろうとしちゃう⇒結果、やれちゃうっていうのが男性の役に立ちたいっていう思いを萎えさせてしまうのかも。

たくましすぎて、彼氏や周りの男性よりしっかりしちゃってるのかもね。と反省。

いろいろと突き刺さるものがあった本でした。彼氏もしくは元彼、今の旦那さんとケンカばかりの人はぜひ読んでみてください。

amazonなら立ち読みできます⇒ダメなあいつを何とかしたい!